おとなのひきこもり

育児

最近は大人のひきこもりが多いという。

私の娘は引きこもりではなかったが、
起立性調節障害という病気にかかり小学4年生と言うのに眠れずに対処に困ったものだった。

ある時、仕事仲間の藤田さんが、実は娘が35歳までひきこもりだったのよ。
それが突然ね、この夏に結婚が決まって、
「あら、あなた結婚するの?しないと思っていたわ」ってね。

なんかチャットの仲間だったみたいよ。
こんなことがあるなんて思ってもみなかったと明るい笑顔を見せてくれた。

それはそうだろう。
24歳くらいからもうずーっと面倒見ていたという母一人子一人なのだ。
一度期は相当に心配していたことだろうにそんなことがあったなんて
思いもさせない肝っ玉母さん的な人だったから私は驚いていた。

そこへ近くに座っていた大西さんと言う方が、家もそうなのよと言う。
二人は意気投合していろいろ話していたが、
こんな近くにそのような苦労をしている方が二人もいたなんて
わたしは、人生何が起こるか本当にわからない。
ふたりとも、おしゃべり上手で、明るく嫌みのないとても良い人で、
なぜこのような人たちの子がそのようになるのかの不思議さを考えた。

親が一生懸命やっていても、どこで狂うかわからない。

いじめなんかされるように思えない子が、
気の強い嘘つきな子にからかわれているのを保育園のパートをしていた時に見聞きし、
それは注意が出来るものと出来ないものとがある。

そこの園長先生の子供は、やはり小学生の頃にいじめに合い男の子だったが
転校させたことがあるとかで、いじめを起こさない子になるよう育てたいという意識が、
園長先生、保母の先生やスタッフが、一丸になっているようで頼もしかった。

このような保育園なら安心して預けられるなぁと、
孫でも出来たらそこへ入れようなんて気の早いことを考えている。

今はひきこもりの人を救うため廣岡さんと言う方がのフリースクールを開いているという。

20歳から50代までの大人のひきこもりの人が、家を出て寮生活をし、仕事に就くことが出来るようになるまで面倒見ているという。
こういう方の活動がもっと沢山の困っている方たちの目に留まってくれるといいなぁと思う。